【黄斑円孔】病院の選び方

黄斑円孔

最終的には大学病院クラスの病院

黄斑円孔を完治させるには現在の所、手術しかないと言われています。

穴のあいた黄斑の中心窩を注入したガスの圧により埋めるのがその手術ですが、これ、眼科手術の中ではかなり高度かつ大掛かりなものだそうです。つまり、それなりの技術をもった先生と設備が必要だということ。そのため、黄斑円孔の手術の多くは、大学病院クラスの大病院で行われることになります。

とはいえ、なかなか大病院に通院経験のある人ってないですよね。そこでほとんどは、最寄りの個人眼科からの紹介という形で、治療する病院が決まります。

私の場合もこれで、目の不調を感じた時に、まずは近所の評判のいい眼科を受診。

ここは男性のドクターで、受診後すぐに、黄斑円孔と診断されました。

「手術しか方法ありませんね。ここでは手術できないのでA大学病院に紹介状を書きます。1週間程度入院になりますよ」とサラリと。

「えー、今すぐに手術しないとダメですか?」と驚く私をよそに、「手術するなら早めにしないと効果ないからです。待って数か月。今(手術が)決められないなら、数日考えられますか?」と。サプリ程度でなんとななると思っていた私に、いきなりの手術はかなりの衝撃でした。あまりにも冷静な先生の態度との温度差にちょっと辛くなった瞬間でした。

紹介してくださるというA病院は、自宅からタクシーで15分ほど。名前を聞くと誰でもしっている超有名な病院です。確かに安心できるから紹介状書いてもらおうかと思ったのですが、どうしても何かがひっかり、「少し考えます」と言って診察室を後にしました。

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その後、とりあえずセカンドオピニオンをもらおうと、別の眼科を受診。こちらも地元の評判はよい病院ですが、最初に受診した眼科が最新の機器を備えた医院なのに対して、こちらは昔からある感じのアットホームな眼科。ドクターは女性です。最新設備の方が安心かなと思っていた私にとっては、これまでは足が向かずにいた医院でした。そちらに今回始めて受診。

診断結果は同じく黄斑円孔。そしてできるだけ早く手術した方がいいということも同じ。ただそこから先がちょっと違ってました。「黄斑円孔の手術が上手な先生をご紹介しましょう。○○先生なら国立B病院、××先生ならA大学病院。それ以外の先生もご希望があれば紹介状をかきますが、ご希望の先生とかいらっしゃいますか?」と。

病院の知名度ではなくお医者様で選ぶ

最初に行った眼科では、大きな病院を紹介すると言われたのに対して、次にいった眼科では「手術が上手な先生を紹介します」と言われました。病院ありきか?先生ありきか?これ大きな違いだと思ったんです。というのも、病気の治療って、先生との相性がとても大切だと思うし、手術は先生の個人の技量が大きく影響します。患者にとっては、どの先生に手術してもらうか?ここが一番気になるところだと思うのです。

もちろん最初の眼科でも、最終的には病院だけでなく先生を特定して紹介してくださるのでしょうが、なんとなく順序が違う気がしたのです。初めの病気でナーバスになっていることもあって、このちょっとした違いが大きく感じました。

ということで私は、2番目に行った眼科の女性ドクターが自信をもっておすすめすると紹介してくださった、国立B病院の○○先生に手術していただきました。もちろん結果は大満足です。

黄斑円孔と診断されたら、手術が必要となります。この時にどこでお世話になるか?は、病院の知名度で選ぶのではなく、執刀してくださる先生で選ぶ。眼科ドクターのおすすめはもちろんのこと、ご近所の評判なども探せば聞けたりします。とにかく安心感をもって手術に臨むために、心底納得できる選択をすることが大切かなと思います。



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